高市トレードの復活で株高は進むのか!?…利上げ時期も遅れる見込み
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
高市トレードの復活で株高は進むのか!?
…利上げ時期も遅れる見込み
4日の自民党総裁選では高市早苗
前経済安全保障相が選ばれました。
長引くインフレにトランプ関税の
ショックも加わり経済の先行きには
不透明感が強いなかで、成長力の底
上げや賃金増に期待が集まります。

【 10 月の利上げは遠のいた形…】
高市氏は積極的な財政政策と緩和的な
金融環境を志向するアベノミクスを継
承し、経済成長を追い求める考えです。
小泉進次郎氏が優勢と見られていた総
裁選で高市氏が勝利したことは金融市
場にとってまさにサプライズで、週明
け以降は円安・株高(高市トレード)
が進むと予想されています。
4日の就任会見では「コストプッシュ
型インフレを放置して、デフレではな
いと安心するのは早い」等、日銀の利
上げに対して牽制となる発言もしてお
り、追加利上げのハードルは上がると
見られます。
10月利上げが遠のいた形です。

【国民民主党との連携が強まるか…】
衆議院で自民・公明両党が占める議
席は215で過半数には18議席足りま
せん。
政治の安定回復のためには 野党との
連携により過半数を確保することが
不可欠です。
高市氏は国民民主党(玉木代表)と
の連携を想定していると見られてい
るため、国民民主党の掲げる年収の
壁引上げ、物価連動型所得税、ガソ
リン暫定税率廃止 などの経済政策の
実現可能性が高まったと言えます。
いずれにしろ日本株の買いが一巡し
た後は、政策を実現する力があるか
など、高市政権の現実を見極めてい
く局面に入るため、その舵取りには
要注目です。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:45,769円(+309円)
ドル円:147.46円
NYダウ:46,758.28㌦(+ 511㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は五週連続の
上昇となりました。
3月決算企業の半期配当権利落ちの
影響が300 円程度あったものの、そ
の落ち分も埋めて週末には再度史上
最高値を更新しました。
期待感が強く、土曜に自民党総裁選
の投開票を控えるものの、失望の反
応は出づらい環境と言えます。
⇒ 米国では政府機関の一部閉鎖が決
まりましたが、いまのところそこま
で危機感は高まっていないようです。
AI(人工知能)データセンター投資
という注目テーマ手掛かりとした株
式市場への資金流入は衰える気配も
なく、NYダウは 3営業日連続で史上
最高値を更新しました。
【資金の流れ】
割安 株 ⇒ 半導体関連株
円 ⇒ 米ドル

年ぶりの米政府閉鎖と経済への影響
【解説】
米国では会計年度替わりを乗り切る
ために必要なつなぎ予算(正式な予
算が決まるまで政府機関の運営を継
続するための暫定予算)が成立せず、
一部政府機関の閉鎖に追い込まれま
した。
今後の影響が懸念されています。
【ポイント】
米政府閉鎖は、過去最長の35日間に
及んだ第1次トランプ政権下の2018年
12月以来7年ぶり。
税関などの緊急性の高い公共サービス
業務を残して様々な施設が閉鎖となり、
約75万人の連邦職員が自宅待機となっ
ています。
【今後の影響】
FRB(日本で言う日銀)が金融政策を
決める上で最も重視する指標である雇
用統計(9月分)の公表が見送られまし
た。
政府閉鎖が継続すれば金融政策判断に
必要な指数の公表がされず、米経済の
不透明感が強まります。

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