野党3党による連立政権の可能性も!?…高市トレードの巻き戻し

お金のコラム

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野党3党による連立政権の可能性も!?

…高市トレードの巻き戻し

10日に行われた自民党と公明党の連立
を巡る党首会談で、公明党の斎藤代表
「政治とカネの問題」への対応につ
いて十分な回答が得られなかったとし
て連立からの離脱を決めました。

今後の経済見通しは?

【今後のシナリオは…】

公明党の連立離脱により、立憲民主党、
国民民主党、日本維新の会の野
党3党
中核とする新たな連立政権が生まれる
可能性も浮上してきました。

政権樹立には、衆院での首班指名決
投票で多数の指示を得る必要があ
ります。

自民党の票196に対して野党3党の票
計210票となるため、もし3党が結
束す
れば自民党は野党
となり高市総
裁は首
相ではなく野党の総裁にとど
まること
になります。

一方3党が結束出来ず首相候補の一本
に失敗
する場合には自民党単独で
高市
政権が発足し、現在より更に議
席数減
少数与党となります。

【高市トレードの巻き戻し…】

足元の円安・株高は高市総裁の掲げ
積極財政、金融緩和継続が実現す
ると
の期待
によるものでした。

ただ野党の連立政権が成立すれば高市
総裁の経済政策はほぼ実現す
ることが
なくなり、「高市トレード」は完全 に
巻き戻される
ことに
なります。

また野党による新たな連立政権に関し
ても、政策理念が異なる寄せ
集めとな
ることから政権運営は安
定しない可能
性が高そうです。

いずれのシナリオでも政権運営は石
政権時以上 に困難
を極め、こ
うした不
安定かつ不透明な政治情
勢は株価など
金融市場の不安定化
にも繋がりそうです。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:48,088円(+2,319円)

ドル円:151.81円

NYダウ:45,479.60㌦(-1,279㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は六週連続の上昇
となりました。

自民党総裁選で高市氏が勝利したこと
から積極財政や金融緩和が意
識され、
週明けから2000円を超え
る大幅上昇

さらに米国ではAI相場を刺激する材料
も相次ぎ、半導体関連株など
が買われ
ました。

円安進行も後押しとなっています。

⇒米国では9日もつなぎ予算案が
上院で否決され、政府機関閉鎖
継続しています。

労働統計局の業務がストップし、
雇用統計など重要な各種経済指標
の発表が停止しています。

判断材料が不足するなかで、14日
以降本格化する米企業の決算発表
への注目度が高まっています。

【資金の流れ】
割安株 ⇒ 半導体関連株
円 ⇒ 米ドル

解決の目途が立たず長期化する米政府閉鎖

【解説】

すでに米国史上4番目の長さとなって
いる今回の政府機関閉鎖は、解決の
目途が立たないままです。

空港の人員不足による航空便遅延や
各地の国立公園での一部利用制限な
ど、国民生活にもさまざまな混乱
生じています。

 

【ポイント】

政府閉鎖が続くなか、共和党議員からも
トランプ大統領を批判する声が上がって
きました。

国民生活を犠牲にしているとの批判が更
に高まっていけば、今後の政権
運営への
悪影響に配慮して譲歩して
いくと考えら
れます。

 

【今後の影響】

FRB(日本で言う日銀)は10月FOMC
(金融政策を決める会議)でも0.25%
の利下げを決めるとの見方が強いもの
の、雇用統計などで経済実態を把握で
きないままの利下げでは金融市場に不
安を与える可能性もあります。

 

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