中国離れが進む海外投資家!?…注目される米大統領選と米中関係

お金のコラム

こんにちは。

日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも
少しでも役立ててほしいと思い、

今週もお金のミニコラムを
お届けします。

中国離れが進む海外投資家!?

…注目される米大統領選と米中関係

2023年は海外から中国への投資が
急減する年となりました。

いわゆるチャイナリスクの高まりを
警戒し、 海外投資家が対中投資を
手控えています。

減速の要因と来年以降の見通しに
ついてまとめました。

【中国投資衰退の要因…】

海外投資家が対中投資から一気に
離れてしまった背景には、中国
経済見通しの悪化と米中対立の
激化という地政学リスクの高ま
の2点
があると考えられます。

これまでは米国政府が香港問題や
ウイグル自治区での人権問題を取り
上げても、中国経済に潜在力があり
投資魅力があったため、

米国の投資家は中国投資を続けて
いました。理念よりも利益重視の
投資家が多かったと言えます。

しかし足元では人口減少、潜在
成長率の低下を伴う構造的な問題
から中長期的な中国の経済成長
期待は薄れており海外からの
投資が冷え込みました。

【対中規制の影響…】

更に2022年、米バイデン政権は
軍事利用される恐れがある先端
半導体、半導体製造装置の対中
向け輸出を制限し、

2023年には米国の求めに応じ
日本、オランダも半導体製造
装置の対中輸出を規制しました。

このような流れから米国の投資家は、
広く中国の債券や株式等
への投資が
将来的には規制の対象
となるのでは
とリスクを感じて
います。

更に2024年には米大統領選と台湾
総統選が行われるため対中投資に
関わる地政学リスクは一層高まる
見通しです。

特に米大統領選は今後の米中関係を
見据える上でも重要と言えます。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:32,970円(+663円)

ドル円:142.11円 

NY株式:37,305.16㌦(+1,058㌦)

先週の日経平均株価

先週は大幅上昇となりました。

米国の長期金利が大きく低下して
為替市場では急速に円高が進行
したことで輸出関連株など売り
込まれました。

ただ米国株が連日で市場最高値
更新したことを好感し、日本株も
連れ高となりました。

年末まで堅調な地合いが続きそう
です。

⇒米国株式市場ではNYダウ平均は
2022年1月以来の過去最高値更新
なりました。

米FRB (日本で言う日銀)が来年に
3回利下げする予想を示し、米景気
への楽観が広がっています。

年末にかけては利益確定売りも
出やすくなりますが上値追いの
動きを強めていきそうです。

【資金の流れ】
輸出関連株 ⇒ 半導体株
米ドル ⇒ 円

史上最高値を更新したインド株


【解説】

先週インドの主要株価指数SENSEX
7万台を突破し、史上最高値を更新
しました。

米FRBの金融引締めが終 わったとの
見方から、新興国など高リスクの市場に
資金が流入しておりインド株高もその
一環と見られます。

【ポイント】

インドはモディ首相のもと、政治が
安定していることが外国人投資家の
安心感を高めています。

加えて景気も一段と拡大しており、
今年度の実質GDP成長率見通しは
従来の6.5%から7.0%に引き上げ
られています。

【今後の影響】

インド株は世界の金融環境が緩和
局面だろうが引締め局面だろうが
動じない強さがあると言われます。

今年中国を抜いて人口世界一
なったこともあり、高い潜在力に
対する海外投資家の注目はますます
高まりそうです。

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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的としており、
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