注目の集まる日米金融政策動向!? …日銀と米FRBの政策見通しを確認

お金のコラム

こんにちは。

日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

注目の集まる日米金融政策動向!?

…日銀と米FRBの政策見通しを確認

ここ数年の米ドル/円に関しては日米
金利差への連動性が増しています。

また株価見通しにも大きく関わるこ
とから、両国の金融政策動向には注
目が集まっています。

現状と今後の見通しについてまとめ
ました。

【日本の利上げ見通し…】

日銀は1月24日の金融政策決定会合
政策金利を0.25%→0.5%への利
上げを実施しました。

利上げは昨年7月以来であり、政策
金利0.5%は17年ぶりの水準になり
ます。

昨年に続き企業の賃上げの意欲が強
こと、基調的な物価上昇率が2%
に向けて徐々に上昇していること、

トランプ政権の経済政策に関する不
確実性は あるものの国際金融市場は
落ち着いた状況であることなどを利
上げ理由に挙げています。

今後も経済指標を注視しつつ慎重に
利上げ姿勢を強めていくと見られ、
次回利上げは今年9月との予想が多く
なっています。

【米国の利下げ見通し…】

米FRB (日本で言う日銀)は、昨年末
のFOMC (日本で言う金融政策決定
会合)まで3会合連続で利下げに動い
ており現在の政策金利は4.25~4.5%
となっています。

ただパウエル議長は利下げ方向の見
通しは変わらないとしつつも、景気
動向に配慮しつつ急速な利下げ局面
から様子見局面へと移行することを
示唆しています。

このことから1月28~29日のFOMC
では利下げ見送りの可能性が高く、
また年内の利下げ回数も1~2回に収
まるとの予想が多くなっています。

日米とも事前予想を元に結果を見て
いくことが重要です。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:39,931円(+1,480円)

ドル円:155.72円

NYダウ:44,424.25㌦(+937㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は大幅上昇とな
りました。

トランプ氏が第47代米国大統領に就
任しましたが市場で警戒されていた
関税発動が就任初日では見送られた
こと、AI開発に巨額の投資を実施
ることを表明したことなどが好感さ
れました。

リスクを取りやすい地合いがしばら
く続きそうです。

⇒日銀金融政策決定会合では0.25%
から0.5%への利上げが決定されまし
た。

ただ事前に十分すぎるほど織り込んで
いたため波乱要因にはなりませんでし
た。

28~29日の米FOMCにも注目ですが、
今回は利下げ見送りが濃厚と見られま
す。

為替も今のところ安定しています。

【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ ハイテク関連株
円 ⇒ 米ドル

これまでの環境対策を逆流
させる第二次トランプ政権

 

【解説】

パリ協定からの離脱を決めた米トラ
ンプ政権は脱炭素から親炭素へと舵
を切ります。

今後予想される液化天然ガス(LNG)
増産メタンガス排出企業の開示
ルール変更の動きは、欧州や日本へ
も影響を及ぼしそうです。

 

【ポイント】

トランプ大統領が署名した大統領令の
内、バイデン政権から転換の振れ幅が
大きいのがEV (電気自動車)義務化の廃
LNGの輸出増です。

これまでのような環境は最優先される
べきという流れは転換を迎えそうです。

 

【今後の影響】

石油や天然ガスの生産過程で発生する
メタンへの課税や罰金の廃止も検討さ
れています。

米政府がメタンへの課税を緩める政策
に転じると、足かせの外れる石油・ガ
ス会社は増産に動きやすくなり環境負
荷が高まります。

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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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