追い詰められたイランの切り札！？…ホルムズ海峡封鎖が実現した際の影響
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
追い詰められたイランの切り札！？
…ホルムズ海峡封鎖が実現した際の影響
米国は6月22日、イランの核開発を阻
止する狙いでイランの3つの核施設を
攻撃しました。
米国がイラン本土を攻撃するのは初め
てのことで中東情勢は緊迫感が増して
います。
今後の見通しと日本への影響は？
【追い詰められたイランの切り札…】
現在の軍事力で比べるとイスラエル
がかなり優勢であり、更に米国がイ
ラン攻撃に加わったことでイランの
劣勢が決定的となりました。
追い詰められたイランの最後の切り
札となるのがイラン沖のホルムズ海
峡封鎖（＝中東からの原油供給を妨
げて原油価格を高騰させる)です。
これまでは脅しの材料に使ったとし
ても実際に実施はされたことがあり
ませんでしたが、米国への対抗手段
がそれしかないとなれば封鎖の可能
性は否定できません。
前例が無いため仮に実施された場合、
米国や世界経済への悪影響は予想が
難しい状況です。
【日本経済への影響は大きい…】
世界経済や日本経済を占う上で、原
油価格上昇が米国経済に与える影響
は重要です。
米国ではこれから関税による物価高
が顕在化してきますが、これに原油
高の影響が加わると大幅な物価高か
ら長期金利上昇→株価 下落の傾向が
強くなると予想されます。
更に日本においては原油輸入の95.1
%を中東地域に依存しているため、
より直接的な影響も懸念されます。
まだ可能性は低いものの、封鎖が現
実となれば物価や株価・為替に与え
る影響はかなり大きくなることも予
想されるため、今後の中東と米国の
動向には注視が必要です。
先週の株式＆為替相場（前週末比）
日経平均：38,403円（＋568円）
ドル円：145.90円
NYダウ：42,206.82㌦（＋9㌦）
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は上昇し週足
としては4か月ぶりに38,000円を上
回りました。
日銀金融政策 決定会合と米FOMC
（金融政策を決める会議）は共に
政策金利据え置きとなり特段のサ
プライズ や波乱もなく消化しまし
た。
ただ週後半は中東情勢の悪化に対
する警戒から軟調に推移しました。
⇒中東情勢を巡ってトランプ米大統
領の動向が注目されていましたが、
22日にイランの核施設への攻撃が報
道されました。
軍事介入について米政府は「2週間以
内」に決めると交渉の猶予期限を示し
ていただけに突然の攻撃は波乱要因と
なります。
短期的な株価の下落に注意です。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 半導体関連株
米ドル ⇒ 円
価格安定の暗号資産「ステーブルコイン」に注目が集まる
【解説】
法定通貨等の価格と連動する暗号資
産ステーブルコインが注目を集めて
います。
米上院では18日にドルに連動する暗
号資産の規制ルールを定めるステー
ブルコイン法案を賛成多数で可決、
変革への期待が高まっています。
【ポイント】
ステーブルコインはビットコインなど
と同様にブロックチェーン技術を応用
するものの、法定通貨と連動する仕組
みで価格の変動が抑えられます。
また世界中に即座に送金でき手数料も
掛からないメリットがあります。
【今後の影響】
トランプ米大統領は普及に指示を示し
ており、今後市場規模は5年以内に3.7
兆㌦(約537兆円)まで成長するとの予測
です。
ウォルマートやアマゾンなどの大企業
もステーブルコインの導入を検討して
おり要注目です。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
ではありません 。
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行ってください。なお記載あるデータおよび表現等の
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