日本でも発行が始まるステーブルコインとは!?…普及の裏で覇権争いも
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
日本でも発行が始まるステーブルコインとは!?
…普及の裏で覇権争いも
金融庁は今秋にも円建てステーブルコ
インの発行を国内で初めて承認する見
通しです。
世界ではドル建てを中心に市場規模が
約37兆円まで拡大しており、日本でも
国際送金の手段などとして普及が見込
まれます。

【ステーブルコインとは…】
ステーブルコインは暗号資産(仮想通
貨)の一種で、その価値が米ドルなど
の法定通貨や、金などの特定の資産と
固定されるよう設計されているのが特
徴です。
例えば米ドルとの価値が1対1となるテ
ザー(USTD) やUSDコイン(USDC)
等があり、今回の円建てステーブルコ
インも円と価値が連動するよう設計さ
れます。
発行が増えている背景の一つは国際送
金で、既存の銀行間送金に比べてコス
トが低くスピードも速いことがメリッ
トです。
変動性の高い他の暗号資産と比べて価
値が安定しているため決済手段として
も活用されます。

【普及の裏で覇権争いが起きている…】
ただ中央銀行で組織する国際決済銀行
(BIS)はステーブルコインについて、
単一性を欠く(必ずしも法定通貨と1
対1の価値が保証されない)、健全性
を欠く(本人確認や不正利用、資金洗
浄対策が不十分)などとして否定的見
解を示しています。
その上で中央銀行版ステーブルコイン
である中銀デジタル通貨(CBDC)を
推奨しています。
他方でトランプ政権は大統領令でFRB
に対しCBDCの発行を禁止しており、
通貨発行権を巡る大きな覇権争いが起
きています。
今後資産運用を考える上でも重要な位
置づけとなってきそうです。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:43,378円(+1,558円)
ドル円:147.20円
NYダウ:44,946.12㌦(+ 771㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は2週連続で 4ケタ
上昇となり、2024年7月11日につけた
42,224円を上回り史上最高値を更新し
ました。
4~ 6月期決算発表は関税負担などが
響き減益となる企業が相次ぎましたが、
日米関税交渉が妥結したことによりV字
回復への期待感が高まり株高に繋がり
ました。
⇒米国株式市場でもNYダウが2024年
12月に付けた史上最高値(45,014㌦)
に迫っています。
米FRB (日本で言う日銀)が9月に利
下げを決めるのではとの期待感が高ま
っています。
ただ半導体に対する関税が予想より高
くなるのではとの不安感からハイテク
株は売られています。
【資金の流れ】
半導体関連 株 ⇒ 好決算銘柄
円 ⇒ 米ドル

日経平均株価の史上最高値更新
【解説】
日経平均株価は15日史上最高値を更新
しました。4万円台が定着しつつあり、
また先行きへの上昇期待もなお根強い
状況です。
直近では海外投資家の資金流入が多く
なっていることも急ピッチの上昇に繋
がっています。
【ポイント】
株価上昇の背景は米関税措置を巡る先
行き不透明感が薄らいだことに加え、
米国が中国への追加関税停止期限を延
長したことで米中の貿易摩擦への懸念
が和らいだことなどが挙げられます。
外部要因が大きいと言えます。
【今後の影響】
米国の関税措置により日本の自動車メ
ーカーが(想定より軽微だとしても)
減益や赤字になるなど企業業績に悪影
響が出始めたなかでの株価上昇には過
熱感があるとも言えます。
今後の経済動向にはより注視が必要で
す。

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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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