熱視線の注がれる米エヌビディアの決算!?…米中における懸念点とは

お金のコラム

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熱視線の注がれる米エヌビディアの決算!?

…米中における懸念点とは

8月27日に米エヌビディアの5~7月
期決算発表が予定されています。

決算開示後のアナリスト説明会では
ファンCEOが出席し、対中輸出規制
の影響や今後の業績見通しについて
説明予定で注目が集まっています。

 

【影響力の大きいエヌビディア…】

米エヌビディアの時価総額は7月、
世界の企業として初めて4兆㌦
(約588兆円)を突破しました。

これは日本の全上場企業の時価総
額(約970兆円)の約6割にも匹敵
し、株式市場全体への影響力はか
つてない程に高まっています。

米アルファベットや米メタなどテク
ノロジー大手がAI開発への巨額投資
を続けるなかでエヌビディアはAI半
導体で独走状態にあり、今回の発表
でもAI投資の恩恵による高い成長が
続いている状況を示すと期待されて
います。

米中対立がもたらす地政学リスクの
悪影響をどこまで払拭できるかが焦
点です。

【懸念材料も…】

好調が期待される一方で、懸念材料
米国側と中国側の両面にあります。

米国においては、対中輸出規制の対
象からエヌビディアを外す見返りと
して、中国向け販売収益の15%を事
実上の上納金として政府に支払う
う要求されています。

また中国では、セキュリティーの脆
弱性を理由にエヌビディアの半導体
を使わないように注意喚起が広がっ
ており業績面への影響が懸念されて
います。

こうした地政学リスクを払拭して、
高成長の維持に向けた道筋を示せる
、エヌビディアの決算に市場関係
者の熱い視線が注がれています。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:42,633円(-745円)

ドル円:146.88円

NYダウ:45,631.74㌦(+685㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は利益確定売
りに押される展開が続き下落
目の43,000円を下回りました。

特にソフトバンクGやサンリオな
ど足元の動きが良かった主力銘柄
が大きく売られたことから、 日本
株全体の調整色が強くなりました。

荒い値動きが続くことが予想され
るため注意が必要です。

⇒米国株式市場では、22日のジャ
クソンホール会議におけるパウエ
ルFRB議長の講演に注目が集まっ
ており様子見姿勢が強まりました。

また8月27日にはエヌビディアの5
~7月決算発表も予定されておりハ
イテク株は期待と不安が入り混じ
り予想の難しい値動きとなってい
ます。

【資金の流れ】
半導体関連株 ⇒ 好決算銘柄
米ドル ⇒ 円

ジャクソンホール会議から見る日米金融政策の方向性

【解説】

ジャクソンホール会議は毎年8月に
行われる、世界各国の金融関係者が
集まり金融・経済に関する重要テー
マについて議論を交わす国際的なシ
ンポジウムです。

特に今年は米FRBパウエル議長の講
演に注目が集まりました。

 

【ポイント】

パウエル議長は7月分雇用統計が市場
予想を大きく下回る結果だったことな
どを受け、雇用悪化と景気減速への強
い懸念を示しました。9月の米FOMC
(金融政策を決める会議)での利下げ
再開を示唆する内容と言えます。

 

【今後の影響】

年内2~3回の利下げが予想される米国
に対し、日銀は秋以降の利上げ(現在
0.5%)が有力視されています。

日米の金融政策が逆方向に動き出すこ
とで金利差が縮小し、円高ドル安の圧
力が強まることが予想されます。

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