トランプ政権によるFRBへの介入の動き!?…米トリプル安の懸念も
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
トランプ政権によるFRBへの介入の動き!?
…米トリプル安の懸念も
ジャクソンホール会議(毎年開催され
る経済シンポジウム)でのパウエル米
FRB議長の講演により、市場は9月FO
MCでの利下げ再開を織り込んでいます。
一方でFRBの独立性への懸念も高まっ
ています。

【トランプ大統領の影響力が増す?…】
トランプ大統領は25日に、FRB(日本
で言う日銀)常任理事7名の内の一人
であるクック理事が住宅ローン申請書
類を巡り不正を働いたとして即時解任
する考えを表明しました。
FRB111年の歴史で、理事を解任しよう
と試みた大統領はおらずそもそもそう
した権限もありません。
クック理事は継続意向を示しており両
者にらみ合いの状況です。
ただ仮にクック理事の解任が成立した
場合、常任理事の任命権は大統領にあ
るため 人事を通じてトランプ大統領が
FRBへの影響力を増すことに繋がります。
今後の動向が注目されています。

【トリプル安の懸念も…】
トランプ大統領がFRBに政治介入せず
とも、9月には利下げに転じる可能性
が高いと思われます。
しかし、 政治介入により利下げがより
大幅に、あるいは急速になる可能性は
あります。
政府から独立した組織である中央銀行
が金融政策を担い物価の安定に努める、
という仕組みに不信感が生じてしまう
と、米国資産が敬遠 される要因にもな
りかねます。
その場合は4月のトランプ関税発動時
と同様に米トリプル安(株安、債券
安、 通貨安)に発展する可能性もあ
り、世界の金融市場の安定に大きな
打撃となりかねないため注意が必要です。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:42,718円(-87円)
ドル円:147.08円 /
NYダウ:45,544.88㌦(+85㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は小幅上昇とな
りました。
米国が9月FOMC(金融政策を決める
会議)にて利下げを再開するとの期
待感からリスク選好の相場環境とな
りました。
ただ43,000円の節目が意識されたこ
とに加えて、月末で利益確定の売り
も多く、一進一退で小幅上昇に留ま
りました。
⇒米国株式市場では半導体大手エヌ
ビディアの5~7月期決算に注目が集
まりました。
決算内容自体は売上が前年同期比56
%増と市場予想を超える良好な内容
だったものの、対中国事業の不透明
感が重しで、全体的に気迷いムード
が強まりました。
様子見の相場が続きそうです。
【資金の流れ】
半導体関連株 ⇒ 好決算銘柄
円 ⇒ 米ドル

猛暑インフレにより家計は大ダメージ?
【解説】
今年9月・10月は飲食料品の値上げが
約4500品目にも及ぶ見通しで、大規
模な値上げラッシュが予測されます。
さらに政府による支援金額が変更と
なることで全国的に電気料金も上が
るため家計負担の増加が見込まれま
す。
【ポイント】
今年は全国各地で記録的な猛暑となっ
ています。
干ばつや局地的豪雨などによる農作物
不作によりトマト等の 夏野菜価格は平
年比2~3割増、場所によっては3倍近
く値上がりしており、猛暑インフレが
深刻化しています。
【今後の影響】
第一生命経済研究所の調べによると、
こうした食料品価格の高騰や光熱費の
増加などの家計への影響はひと月最大
25,000円増(4人家族の月平均)と試
算されています。
今後ますます家計負担の増加が懸念さ
れています。

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