新政権への政策期待から株高の進む日本!?…過熱感の強い相場環境

お金のコラム

こんにちは。

日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

新政権への政策期待から株高の進む日本!?

…過熱感の強い相場環境

9月7日に石破首相の辞任表明を受け
て以降、日本株式市場では上昇基調
が続いています。

総裁選は22日告示、10月4日投開票
の日程で実施され、高市氏と小泉氏
を軸に争われる構図が明確になって
います。

【高市トレードによる株高…】

一般的に閉塞感がある政権が終わる
局面では、新政権の政策への期待
ら株高になりやすいとされています。

さらに現状では、外交・安全保障政
策や経済政策で石破政権と対極にあ
る高市早苗氏が新総裁に選ばれて、
積極財政政策(減税など政府が財政
支出を拡大し景気を後押し)がとら
れるとの期待が円安・株高傾向を後
押ししている面があります。

これがいわゆる高市トレードの構図
です。

ただし現在の与党は衆院・参院の両
院で過半数割れの少数与党となって
おり、仮に高市氏が首相になっても
野党との連携が必要となります。

【過熱感の強い相場環境…】

仮に小泉農水相が首相になれば日本
維新の会との連携や連立の可能性
考えられます。

出馬を宣言している茂木前幹事長も
日本維新の会との連携に言及してい
ます。

一方で高市氏が首相となった場合、
野党との連携や連立はかなり難しい
と見られています。

そのため、積極財政や減税を含めた
高市氏の経済政策がどの程度実現す
るかは不確実性が高く、今後の動向
に注目です。

また足元の株価上昇は国内政治情勢
によるものだけでなく米国利下げ期
によるものでもあります。

こうした点を踏まえるとやや過熱気
味の環境とも言えます。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:44,768円(+1,750円)

ドル円:147.74円

NYダウ:45,834.22㌦(+434㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は大幅高とな
二週連続の上昇となりました。

石破首相の辞任発表により政治の
変化に対する期待が高まったこと
米国の利下げ期待が高まったこと
などを背景に、11日には初めて終
値で44,000円を上回り史上最高値
を連日更新しました。

リスク選好の相場環境です。

⇒11日に米労働省が発表した週間
の新規失業保険申請者数は約4年ぶ
りの高水準(26.3万件)
となり市
場予想を大きく上回り、雇用の急
減速が改めて意識されました。

これを受けて市場では、FRBによ
る年内3回分(0.75%)の利下げ
が予想されており、株高に繋がっ
ています。

【資金の流れ】
割安株 ⇒ 成長株
円 ⇒ 米ドル

輝きを増す金(ゴールド)相場の背景は

【解説】

今年に入り日経平均株価12%高・NY
ダウ7%高となるなかで、NY金(ゴー
ルド)価格は39%上昇し最高値の更
新が続いています。

世界的にドル依存からの脱却が進んで
おり主要通貨でもドル相場の下落が進
んでいます。

 

【ポイント】

きっかけは22年2月のロシアによるウ
クライナ侵攻です。

ロシアの抱えるドル建て資産の凍結
いった制裁を目の当たりにした中国等
が安全資産として保有する米国債を圧
し、金(ゴールド)へのシフトを進
めました。

 

【今後の影響】

ただしGAFA等の巨大テック、半導体
大手エヌビディアのような高成長企業
は米国以外に存在しない現状です。

投資家がドル建て資産を減らしたくと
も代替資産はそれほど多くなく、ドル
離れは限定的になると見られます。

 

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