住宅ローンの仮審査がOKだったのに健康上の問題で本審査が通らない!?
こんにちは。おうちの買い方相談室の岩本です。
9月は本当に大忙しでした。
住宅ローン減税(3年)延長の恩恵を受けるための条件として
9月中に契約を済ませておく必要があるということで、駆け込みの契約がとても多かった為です。
ただ…。
9月契約をもって締め切ったはずの住宅ローン減税延長の制度は、
10月にはいってから早々に、
“再度期間を延長することを検討”
という情報が流れ始めました。
「またか」といった感じですが、まだどうなるかハッキリとしておらず、
税務署に問い合わせをすると、
「そのような発表はまだ何も…」
今後の動向を見守りたいと思います。
さて今日のテーマはタイトルの通りなんですが、
住宅ローンの事前審査は無事に通過したのに、本審査が通らなかった、という事態についてです。
住宅ローンの審査はおおよそ二段階に分かれていて、
一段階目を「事前審査」、二段階目を「本審査」などと呼ぶのが一般的です。
事前審査が通っても本審査が通らなければ、実際には住宅ローンは借りられません。
何故そのような事態が起こりうるのか?原因はいくつかあるのですが、
今回は原因を「健康上の問題」にポイントを絞って考えたいと思います。
銀行が住宅ローンの審査をするときに、どこにポイントを置いているのか?というと、
当然ですが、「ちゃんとローンを返済してもらえるかどうか」です。
つまり返済能力を見られます。
・年収はどれくらい?
・お勤め先の会社は?
・勤続年数は?
・頭金の準備はいくら?
・住宅ローン以外に返済しているローンなどはあるか?
などなど。
事前審査で問われる確認事項はこれくらいです。
この事前審査が無事に通過しても、
本審査のときに、健康上の問題で審査が通らないケースが多々あります。
団体信用生命保険
です。
団体信用生命保険とは、
住宅ローンを借りた当人が返済途中に死亡した場合に
住宅ローン残高が帳消しになるという、いわゆる住宅ローン保険です。
残された家族の生活を守るために必要な保険と言えます。
住宅ローンを借りるためには原則この団体信用生命保険への加入が義務付けられているのですが、
加入するにあたり、一般的な生命保険と同じように「告知」という
本人の健康状態を引き受け側に通知する必要があります。
この告知が、何かしらの健康状態を原因に通らなかったとすると大変なことになります。
ほとんどの住宅ローンは先ほど記載の通り、団体信用生命保険への加入が義務付けられているので、
団体信用生命保険に加入できない = 住宅ローンが借りれない
となります。
事前審査の段階では、「告知」なしで審査をします。
つまり、健康状態は一切無視しての審査になります。
健康上の問題で住宅ローンが借りれない!と気づくのは本審査のタイミングになってしまうのです。
このような事態を防ぐために当店では、
念のため事前審査の段階から、健康上の不安がないかどうか?を聞くようにしています。
そうすることで未然に防ぐことができ
更には早い段階から改善策を練ることができるようになります。
事実、健康上の問題を理由に夢のマイホーム計画を断念せざるを得ないケースもあります。
ただ、私たちはこのような方たちの住宅計画もなんとか実現のお手伝いをしたいという想いで、
解決策を探りながら日々、マイホーム実現のお手伝いをしています。
健康に不安を感じている方々も、是非一度ご相談ください。
お役に立てるよう尽力を尽くします。
おうちの買い方相談室名古屋西店 岩本貴久