住宅ローンは「年収の7倍」まで大丈夫って本当⁉︎根拠は⁉︎
住宅ローンはいくらまで借りても
大丈夫?を判断するひとつの基準
として
「年収の7倍」というキーワードを
良く聞きます。
こんにちは。
おうちの買い方相談室の岩本です。
10月も気づいたらもう終盤。
めっぽう涼しくなりましたね。
さて「年収の7倍」…
これって果たして本当でしょうか?
実はこれ、
「住宅ローンは年収の7倍まで
大丈夫」
ではなく、
「住宅ローンは年収の7倍が平均」
の間違いです💦
住宅ローン借入額が年収の7倍に
収まっていれば安心という訳では
ありません。
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目次
借入額のひとつの指標
とは言え、平均で年収の7倍の
住宅ローンを借りている、は事実
ですので、ひとつの指標にはなるかも
しれません。
例えば、
年収500万円だったら、
500万円×7=3500万円
年収800万円だったら、
800万円×7=5600万円
といった具合です。
自身が借りる住宅ローン金額が、
借入額が7倍を超えていたら、
平均よりも借入額は多いな…
借入額が7倍より少なかったら、
平均よりも借入額が少ないな…
と判断することはできます。
ただ、この基準を鵜呑みにして
住宅ローン借入金額を決定するのは
少し心配です。
なぜなら、この目安はあくまでも
平均というだけで、本来の住宅ローン
借入額は、それぞれの家族状況に
よって違うからです。
ではその家族状況って、何を
見れば良いのでしょうか?
主なポイントを解説します。
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家族構成
(特に子どもの人数や年齢)
家族の人数によって、かかる生活費は
当然違います。
特に、子どもの人数によって、
親として準備すべき教育資金の金額も
変わります。
子どもが一人の家族と、三人の家族。
どちらも住宅ローン借入額が年収の
7倍が適切とはいかないですよね?
どこまでの学費を親として役割を
果たすのかによっても違ってしかる
べき。
高校まで?大学は?私立?国公立?
などなど。
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貯金がいくらある?
例えば…
貯金が全くない状況で年収の7倍の
住宅ローンを借りる場合と、
2000万円の貯金があるうえで年収の
7倍の住宅ローンを借りるのとでは、
安心感が違います。
生活のやりくりに余裕があるか
ないか、歴然とした違いがあり
ます。
貯金が全くない状況の場合、
何かイレギュラーなことが起こると
生活に大きな影響を及ぼしますが、
2000万円の貯金があればだいたいの
イレギュラーにも対処できるはず
です。
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住宅ローンを借りる人の年齢
30歳で年収600万円。
7倍の4200万円の住宅ローンを
借りるのと、
50歳で年収600万円。
7倍の4200万円の住宅ローンを
借りるのも違います。
年齢差が20歳も違うと、
働いてお給料をもらえる期間も
20年違います。
住宅ローンと向き合える期間も
20年違います。
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いかがだったでしょうか?
住宅ローン借入額を年収の7倍を
目安に計算することは、
ひとつの目安に過ぎません。
本当に安心して住宅ローンと
向き合うためにも、それぞれの
家族状況に合わせた計算をしてから
借入額を決めましょう。
皆さんからのご相談どしどし
お待ちしております(^^
おうちの買い方相談室名古屋西店
岩本貴久