NISAの全世代化に向けた制度改正！？…プラチナNISAとこども支援NISA
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
NISAの全世代化に向けた制度改正！？
…プラチナNISAとこども支援NISA
4月23日に自民党の資産運用立国議員
連盟より「NISAの全世代化」などを
掲げた提言が出されました。
金融庁はこれを受けて制度改正に向け
た検討に入っています。
注目の集まる内容についてまとめまし
た。
【NISAの全世代化を目指す…】
2021年に当時の岸田政権が打ち出した
新しい資本主義を、金融面から支える
狙いで資産運用立国に向けた政策（新
NISAなど）が進められました。
石破政権交代後もこうした取り組みを
さらに推し進めるために、党の内側か
ら後押しする体制を作るべく立ち上げ
られたのが岸田前首相の率いる資産運
用立国議員連盟です。
NISAは若年層や現役世代には使っても
らえるようになったものの、高齢者と
未成年にも活用を促しNISAの全世代化
を実現すべく、プラチナNISA（高齢者
向け）とこども支援NISA（未成年向け）
を打ち出しました。
【プラチナNISAとこども支援NISAの特徴…】
高齢者向けに関してはすでに持っている
資産を取り崩しながら生活したいという
ニーズが強い一方、20年や30年といった
長期視点は薄いと言えます。
そのため現NISAでは不可となっている毎
月分配型の投資信託を選択出来るように
し、一定年齢に達した時点でのスイッチ
ング（資産の組み替え）も認める内容で
す。
一方未成年向けは不人気により廃止され
たジュニアNISAを改め、資金の引き出し
制限を付けず、18歳になった後も同じNI
SA口座を使い続けられる内容です。
制度拡充が実現すれば資産運用への機運
が高まりそうです。
先週の株式＆為替相場（前週末比）
日経平均：37,741円（－224円）
ドル円：144.77円
NYダウ：42,762.87㌦（＋492㌦）
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は2週連続の下落
となりました。
トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウ
ムに関する追加関税を25%から50%に
引き上げると発表するなど「関税リス
ク」が改めて意識され投資家心理が冷
え込みました。
強弱入り混じった方向感の定まりにく
い相場環境が続いています。
⇒6日発表の米5月雇用統計は市場予想
（非農業部門雇用者数前月比12.6万人
増）をやや上回る内容（13.9万人増）
だったものの、トランプ関税が実体経
済に影響を及ぼしつつあり低調な結果
でした。
相互関税延期の期限（7月9日）までは
各国の貿易交渉の内容に注視が必要で
す。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 半導体関連株
米ドル ⇒ 円
パウエル・プットへの期待で底値の堅い米株式相場
【解説】
トランプ関税による米経済悪化が懸念
されるものの、米国株式市場ではパウ
エル・プットへの期待感が増しており
底値が堅くなってきています。
米FRB（日本で言う日銀）の利下げ開
始時期は9月予想となっています。
【ポイント】
パウエル・プット＝米FRBパウエル議
長に由来した言葉。
米FRBは株式市場の大幅な下落時には
金融緩和策を実施し（＝利下げ等）市
場を下支えします。
投資家にとって下落リスクに対する安
全網的な意味となります。
【今後の影響】
今月17～18日の米FOMC（金融政策を
決める会合）では9月利下げに向けた発
言があるかに注目が集まります。
一方日銀も16～17日に金融政策決定会
合を開きますが利上げ姿勢はトーンダ
ウン気味で、波乱は少なそうです。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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