対話型の人工知能(AI)に熱狂する株式市場

ブログ お金のコラム

「アレクサ、今日の天気は?」
「Hey Siri、駅までの道を教えて」

…と、すっかり生活に根付いている
人工知能。

どんどん便利になっていますね♪

今日はそんな人工知能AIに
株式市場が熱狂している…!?

そんな話題をお届けします!

対話型の人工知能(AI )に
熱狂する株式市場

【解説】

Chat (チャット)GPTをはじめ対話型の
人工知能に株式市場も沸いて
います。

質問を投げると自然な文章で
専門家並みの回答をたちまち
返してくることから、

ネット検索の歴史を変える
注目が集まっています。

【ポイント】

バイドゥ(中国ネット大手)も
対話型AIを提供するとの報道で
株価が15%高と急伸した一方、

米グーグルは自社開発の
対話型AIの
正確性に難ありと
報道されたことで
8%安に。

関連ニュースに
株価も振り回されています。

【今後の影響】

運用会社もこのAIブームに乗ると
見られ、各社対話型AI関連銘柄に
投資するETF (上場投資信託)の準備を
進めています。

ただ熱狂感の強い投資ブームは
短期間に薄れゆくことも多く
過熱感の見極めが必要となります。

先週の振り返り

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:27,513円(-157円)

ドル円:134.28円

NY株式:33,826.69㌦(-43㌦)

先週の日経平均株価

先週は小幅下落となったものの
底堅い動きでした。

次期日銀総裁に植田氏が
サプライズ選出されたことで
週初は警戒感が高まり、
円高株安が進みました

しかし報道が進むにつれ異次元緩和を
当面継続するようだとの観測が広まり
週後半は落ち着きを取り戻しました。


米国では月初の雇用統計を皮切りに、
CPI (消費者物価指数=インフレの
指数)や
小売売上高などの景気指標が
市場予想よりも強くなっています。

インフレが根強く
FRB (日本で言う日銀)は今後も
利上げを続けざるを得ないとの
見通しから、ドル高円安が進み
ました。

【資金の流れ】
ハイテク株 ⇒ 金融株 円 ⇒ 米ドル

日銀の抱える
日本株爆弾のゆくえは!?

4月から始まる日銀植田新体制の
もとでは金融緩和の枠組みの見直しが
大きな課題となります。

その対象の一つが
日本株ETF (上場投資信託)買入れです。
13年間の政策により積みあがった
歪みは解消できる?

中央銀行が金融政策により
自国の株式を買入れることは
世界的に見ても異例の策で、

主要国で行っているのは日本のみ
です。


2010年の買入れ開始当初は
リーマンショックの混乱を抑え
証券市場の機能を正常化する目的
でしたが、今や株価下支えのための
禁じ手的手段となっています。

一方で50兆円を超える規模に膨れた
この日本株ETFの損益分岐点は
日経平均2万円程度と言われています。

その水準を下回ると含み損が発生し
日経平均が1万4000円を下回ると
債務超過に陥る可能性もあるため
爆弾を抱えている様な状況と言えます。

ETF売却に170年もの時間が…

植田新総裁のもとで、日銀は今までの
金融緩和の枠組みを段階的に
見直していくことが予想されます。

ETF 買入れ政策も停止する見込み
ですが、
問題はその後の売却です。

上記にあるように株価が暴落すると
債務超過が生じるリスクがある以上、
いずれ保有分を売却していく必要が
あります。

ただ株式市場への悪影響を極力抑え
緩やかなペースで売却を進めると
なると
170年以上掛かると試算
されており、

長期に渡って下落圧力になるとの
見方も
あります。

今後の政策転換と、
買入の停止・処分の
開始時期には
注視が必要と言えます。

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