祖父母や親の土地に、子(孫)がマイホームを建てる注意点!!!

ブログ

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(FP)の白都です。

5月に入り25℃を超える日や、肌寒い日など不安定な天気が多いですね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいと聞きます。

私もお客様の相談に支障が出ないよう、体調には気をつけていこうと思います。

皆様を体調にはお気を付けください。

 

今回のブログでは、祖父母や親の土地に家を建てることの注意点をお伝えします。

 

最近では祖父母や両親の土地に、子や孫がマイホームの建築を検討している方のご相談多くなってきました。

子や孫からしても、マイホーム計画するのに土地代が無い方が得だと考えると思います。

土地の購入がなければ、家に多くの予算をかけることができますからね。

ですが、安易に土地があるからと、何も考えずに建築しては後々大変なことなる可能性も・・・

 

土地をタダで使わせてもらうのか、タダだと申し訳ないから地代を払うかによって、税金がかかってきたりと、気を付けないといけないことがあります。

感謝の気持ちでと支払った地代が思わぬ形で課税対象になることもありますので注意が必要です!!!

 

先日、お客様から祖父の土地にマイホームを建設する予定ですとお聞きした件をお話ししたいと思います。

お客様の父は一人っ子で、祖父が亡くなったときは父しか相続人がいないとのことでした。

相続人が一人であれば、よく耳にする「争族」にはなることはないので安心ですね。

相続人が2人以上いると、祖父の土地に家を建てたりしたら後々もめる可能性もあります。そんなときは事前に兄弟間で話し合いや、遺言書などを作成していれば安心かもしれません。

弁護士などに相談の上、慎重に進めないといけませんね。

話を戻しますが、私のお客様の件は特に問題ないかと持っていましたが、話を聞くうち雲行きが怪しくなってきました。

結果、今すぐに祖父の土地に建築するのは難しい判断をしました。

なぜかというと、お客様の祖父は痴呆症の診断を受けているからです。

親族の土地に家を建てたり何かする場合は、所有者の意思表示が必要になります。

痴呆症の診断を受けている方は意思表示ができないため、難しいと判断しました。

勝手に建築したり、古家を壊して建て替えることなどしたら法律に触れる可能性があるからです。

いくら親族でも、人の物を勝手に壊すことは許されないことです。

相続人も父だけだし、相続時に問題になることもないと安易に考えてはいけません。

では家の建築は難しいのではと思うかもしれませんが、順序だてて計画を立てれば建築できる可能性はあります。

そのお客様には弁護士を紹介し、成年後見人制度などいくつかの項目をクリアしないといけません。

面倒だから土地から購入するといっても、地代がかかるため家の予算を抑えることなります。そうなると思い描いたマイホームではなく、妥協したマイホームになってしまいます。

そうならないために、少しでも満足できるようご協力をさせていただきます。

 

今回のお客さんと似た境遇の方や、マイホーム計画に少しでも不安を感じている方、お気軽にご相談してください。

一緒に解決策を探していきましょう!!!

 

 

おうちの買い方相談室 名古屋西店

ファイナンシャルプランナー 白都良洋