随意契約方式でコメ価格の引き下げなるか!?…5キロ2千円の目標
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
随意契約方式でコメ価格の引き下げなるか!?
…5キロ2千円の目標
小泉新農林水産大臣は23日に、政府
が放出する備蓄米について5キロあ
たり「2千円」で店頭に並ぶよう小
売業者に売り渡す方針であることを
明らかにしました。
今後コメ価格の高騰は収まるのでし
ょうか。

【備蓄米放出もコメ高騰が続く…】
政府は3月以降政府備蓄米をJA全農
など集荷業者に入札方式で売却し、
それが卸・小売段階に流通していく
ことで、コメの小売価格が下がるこ
とを期待していました。
備蓄米90万㌧のうち約3分の1にあた
る31万㌧ を放出、主食用米の国内需
要が年間670万㌧なので放出量はその
約4.6%です。
ただ集荷業者を通じて放出された備
蓄米のうち現時点で小売業者、外食
業者に届いた量はわずか1割程度です。
年間国内需要のわずか 0.5%となっ
ており、これでは供給改善に繋がっ
ておらずコメの価格は目立って下が
ってはいない状況です。

【5キロ2千円へ政府の禁じ手…】
流通段階の目詰まりのため効果が表れ
ていないことを背景に、小泉大臣はコ
メの供給量を増やすことに加え価格に
直接影響を与える異例の政策を実施し
ます。
備蓄米を売却する先とその価格を政府
が決める随意契約方式です。
売却先の小売業者の販売価格も厳しく
チェックし5キロ2千円を実現させる考
えです。
重要なのはこれを呼び水として他のコ
メ価格の引き下げに繋げることです。
それが出来なければ2千円のコメに消
費者が殺到し買占め、短期間売り切れ
などという事態に陥る可能性もありま
す。
慎重な舵取りが必要とされます。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:37,160円(-593円)
ドル円:142.53円
NYダウ:41603.07㌦(-1,051㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は7週間ぶりの
下落となりました。
米大手格付け会社Moody‛sによる米
国債の格下げを受けて円高が進み、
日本株に逆風が強まる環境となりま
した。
決算発表も一巡して38000円を上抜
けるような好材料や個別株を買う手
がかりも少なく、様子見姿勢が強ま
りました
⇒米国債の最高位格付けAAAを維持
してきたMoody‛sも、2011年のS&
P、23年のフィッチに続いて格下げ
に踏み切りました。
米政府の財政悪化に歯止めが掛から
ないなかで、米国への 信認低下を反
映した判断です。
米国市場では米株・債券・為替のト
リプル安となっています
【資金の流れ】
輸出関連株 ⇒ 内需株
米ドル ⇒ 円

今後も苦戦が予想される日本の自動車産業
【解説】
総務省が発表した4月分消費者物価指
数(CPI=インフレ率)は前年同月比
+3.5%となり23年1月以来の水準に達
しました。
生鮮食品の価格高騰は収まったものの
上昇の主因はコメなどの食料品とエネ
ルギー価格です。
【ポイント】
一方、食料及びエネルギーを除くCPI
(コアコアCPI)は前年同月比+1.6%
と安定した動きです。
今後1%以下 まで低下する見込みで、
日銀が目指す物価と賃金の好循環に基
づく2%の持続的上昇の実現は遠のい
ています。
【今後の影響】
表面的なインフレ率は上振れているもの
の、それは需要の強さを背景にした良い
物価上昇ではなく、輸入物価上昇やコメ
価格の高騰といった一時的な供給要因で
悪い物価上昇であり、個人消費に大きな
逆風と言えます。

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