日米共に妥協し歩み寄ったことで関税交渉合意へ!?…経済への影響は
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
日米共に妥協し歩み寄ったことで関税交渉合意へ!?
…経済への影響は
7月23日トランプ米大統領が日本との
関税交渉で合意に至ったことをSNS
で明らかにしました。
相互関税は当初通告の25%から15%
に引き下げ、自動車・自動車部品の
関税率も15%まで引き下げました。

【日米合意は妥協の産物…】
今回の合意は日米共に妥協し歩み寄
った結果と言えます。トランプ政権
はこれまで分野別関税である自動車
関税は協議しないとしてきたため、
15%まで引き下げられたことは一定
の成果です。
一方で日本は米国に対し5,500億㌦
(約80兆円)の直接投資拡大やコメ
を含む農作物市場の開放(=米国産
品の輸入を拡大)等の条件を示しま
した。
参院選挙前であればこれらの譲歩は
批判の対象にもなりえたため、選挙
の終了が合意 を可能にしたものと考
えられます。
直接投資の拡大や対米輸入増加はい
ずれも円安・ドル高要因となります。

【関税問題はまだ続く…】
トランプ政権は医薬品や半導体への
関税も検討しています。
昨年実績では医薬品の対米輸出額は
4,100億㌦半導体製造装置は5,300億
㌦と規模が大きく、影響が懸念され
ます。
トランプ政権は交渉材料として再び
日本に対して相互関税率の引き上げ
を示す可能性がある半面、日本側も
他国と連携して不当な関税の撤廃、
見直しをトランプ政権に働きかける
可能性も残っています。
関税問題はまだまだ続きますが、物
価高による 逆風のなか関税によるG
DPの押し下げ効果もあり、日本経済
は後退局面に陥る可能性もありそう
です。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:41,456円(+1,637円)
ドル円:147.66円
NYダウ:44,901.92㌦(+559㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は大幅上昇とな
りました。参院選では与党が大敗し
ましたが、事前織り込み が進んでい
たこともあり下落圧力は軽微でした。
23日に日米交渉が合意に至ったこと
が伝わり、これまで関税に対する警
戒感の強かった自動車株が人気化し、
各社年初来高値を更新しました。
⇒最近の経済指標は米経済の底堅さ
を示す内容が目立っており、トラン
プ関税政策が懸念していたほど経済
を下押ししていないことが米株高に
繋がっています。
米国と主要な貿易相手国との通商交
渉が前進するとの期待感と、秋の米
利下げ再開期待から上昇基調が続き
そうです。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 自動車株
円 ⇒ 米ドル

9月までの駆け込み増加が予想されるふるさと納税
【解説】
今年の10月よりふるさと納税ポータル
サイトや楽天など外部サービスを通じ
た、寄付に対するポイント付与が全面
的に禁止されます。
ポイント還元を期待する場合は9月末
までに寄付手続きを完了する必要が
あります。
【ポイント】
多くのふるさと納税サイトでは寄付金
額に対して数%~20%弱のポイント還
元が設定されています。
こうしたお得なショッピングとしての
側面が強調されることで本来の制度の
趣旨が薄れていることが問題視されま
した。
【今後の影響】
総務省はふるさと納税が本来の目的で
ある地域貢献・地方創生に沿って運用
されるようルールの厳格化を進めてき
ました。
今後もそうした観点から返礼品の品目
や種類の制限など、更なる改正の可能
性もありそうです。

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