WBC日本優勝といいかげんな株価の動き⁈

お金のコラム

先日のワールドベースボール
クラシック(WBC)は、
メディアでも
大きく取り
上げられていました。

その影響は株式市場にも!?

【解説】
第5回ワールドベースボールクラシック
(WBC)で日本が3大会ぶり、3度目の
優勝を果たしました。

米国との決勝戦は日本中を感動の渦に
巻き込みましたが、株式市場でも
関連銘柄などへのご祝儀買い
目立ちました。


【ポイント】
スポンサーなど直接恩恵を受ける企業
だけではなく、大谷工業・
村上開明堂・クリヤマHDなど

活躍選手や監督の名字が企業名に
入っている企業も大幅上昇して
います。

大谷工業はWBC開始前から
3倍超となっています。


【今後の影響】
これらの企業はWBCと関係もなく、
売上や業績が上昇しているわけでも
ありません。

株式市場は時々こうしたいいかげんな
値動きをしますが期待感や話題性
だけで
上昇した株価は下落する
スピードも
早い傾向があります。

先週の振り返り

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:27,385円(+52円)

ドル円:130.74円

NY株式:32,237.53㌦(+375㌦)

先週の日経平均株価

先週は小幅上昇となりました。

週明けは米国株安を受けてリスク回避
姿勢が強まり大幅下落しましたが、

米銀行破綻に対する米政府とFRB
(日本で言う日銀)の対応(救済策の
打ち出し)も早かったことで

金融システム不安に対する過度な
警戒が後退し買戻しが入りました

 

⇒米国発の金融不安は未だ燻って
おり、しばらく神経質な展開は
続きそうです。

経済指標では31日に発表される
米個人消費支出物価指数(FRBが最も
重視する物価指標)が注目されてい
ます。

インフレの高止まりを映す内容と
なれば、利上げ懸念から株式市場の
重荷になります。

【資金の流れ】
 金融株 ⇒ バリュー株 円 ⇒ 米ドル

物価上昇基調が続くなか
政府の対策は!?
…景気冷え込みも懸念される

日本でも物価高が個人消費の
逆風となる環境が続いていますが、
この状況はいつまで続くのか。

また政府が急ピッチで準備を進める
物価高対策の中身とは。

景気の先行きも踏まえて
まとめてみます。

【物価の上昇基調は続く…】

総務省が3月24日に発表した
2月分コアCPI (=物価変動の
基調を見るための指数)は
前年同月比+3.1%
事前予想通りの結果でした。

政府が実施した物価高対策
(電気代補助や
全国旅行支援の
再開)により、1月分の
+4.2%
から大幅に低下しました。

一方で食料品の値上げは依然
として
続いており、物価の
基調的な上昇圧力は
しばらく
続くものと見られます。

この先の物価動向予想では、
コアCPIの
前年同月比は今後も
+3% 台で高止まり
したあと
今年後半から徐々に落ち着く

見込みです。

生活費の更なる負担増に備えが
必要です

【対策は取られるものの…】

政府は2兆円超の物価高対策を
実施する方針です。

具体的な内容としては、
ガス料金や電力の値上げ抑制策
低所得世帯支援策
(年収300万円未満世帯
一律3万円の給付
子供一人当たりに5万円給付)が
あげられます。

ただ賃上げは物価上昇に追いついて
おらず(定期昇給を含まないベース
アップで
+2.33%)実質賃金は
下落傾向が続いて
います。

消費者の財布のひもは一段と
締められる
ことで、生活に身近な
衣食住を扱う企業は
仕入れ価格の
上昇を売値に転嫁しづらく
なり

業績悪化が見込まれるなど、
景気冷え込みが懸念されます。

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