違法判決に揺れるトランプ関税!?…世界経済の混乱は終焉に向かうのか
こんにちは。
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目次
違法判決に揺れるトランプ関税!?
…世界経済の混乱は終焉に向かうのか
米国際貿易裁判所は5月28日に、
トランプ政権が国際緊急経済権限
法( IEEPA )を根拠にして発動した
一連の関税が違法であるとする略
式判決を出しました。
トランプ関税に司法の壁が立ちは
だかっています。

【IEEPAの適用は認められず…】
そもそも米国憲法上、関税の引き
上げは連邦議会の権限です。
そこでトランプ政権はIEEPA (国の
安全保障、 外交政策、経済に対す
る重大な脅威を受ける場合大統領
にそれに対処する権限を与える法
律)を根拠に関税を発動しました。
ただこの法律は海外のテロ国やテ
ロ組織に対し金融制裁を課すこと
に使われてきたもので大統領が発
動できる制裁措置の例示に関税措
置は含まれません。
またこの法律を適用するための正
式な手続きを踏んでいない点にも
違法性が認められるため、大統領
権限を逸脱した違法行為との判断
が下されました。

【混乱は終焉に向かいつつある?…】
米国際貿易裁判所から違法判断が
下されたことに対しトランプ政権
は控訴しており、すぐにトランプ
政権の関税策が撤回される訳では
ありません。
最終的に違法が確定するとしても
相当の時間が掛かると見られます。
ただ今後関税の影響で輸入原材料
や製品の米国内価格が上昇すれば、
企業や個人間でトランプ関税への
不満が高まり、訴訟が増えていく
可能性もあります。
そうなればトランプ政権も関税策
の見直しが避けられなく なります。
今後数ヶ月内にそうした転換点が
あるとも予想されており、世界経
済の混乱も落ち着きそうです。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:37,965円(+804円)
ドル円:ドル円:143.99円
NYダウ:42,270.07㌦(+667㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は米エヌビディア
の好決算などを手掛かりに上昇、トラ
ンプ・ショック後の戻り高値に迫りま
した。
一方、ドル・円の不安定な動きが継続
するなかで積極的になり切れない投資
家も多く、38,000円台では売り圧力が
根強く手前で打ち返される展開が続い
ています。
⇒先週最大のイベントとして注目され
た米エヌビディアの2~4月決算は、デ
ータセンター向け半導体の旺盛な需要
を背景に売上高が市場予想を上回りま
した。
米政府による対中輸出規制の逆風の中
でも堅調さを見せるポジティブな内容
となり、日本の関連銘柄も勢いづきま
した。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 半導体関連株
米ドル ⇒ 円

堅調なインバウンド需要を脅かす意外なもの
【解説】
コメの高騰などの影響で国内の個人
消費が低迷するなかで、堅調なイン
バウンド消費は日本の重要な収入源
となっています。
ただ夏場にかけ、アジア諸国からの
インバウンド需要が大きく下振れる
疑念が出てきています。
【ポイント】
要因は99年に出版された日本の漫画
(私が見た未来)の影響です。
この漫画は東日本大震災を予言した
とされ、2025年7月にも大地震や津
波の予言があることから、特に香港
を中心に訪日を控える動きが広がっ
ています。
【今後の影響】
科学的な根拠は全くないものの、実
際に香港からの旅行予約は前年比83
%減と大幅に落ち込んでおり、その
他 アジア圏も加味すると約5600億円
のインバウンド需要が消失する見込
みです。
日本経済に打撃となりそうです。

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