インフレ時代の家計管理と住宅購入法

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こんにちは。
おうちの買い方相談室 名古屋西店
ファイナンシャルプランナー(FP)の
辻です。

9月13日世界中で注目されていたアメリカのCPIが
(消費者物価指数)発表されました。

対前年で8.3%と大方の予想を超える内容で、
予断を許さない状況が続いています。

世界的なインフレの波が日本にも?
特に価格の大きな住宅は、大きな影響を受けます。
インフレ動向、経済情勢には注意したいところです。

世界的にインフレの波がやってきた。


日本ではバブルがはじけて以降、インフレとは無縁。
物の値段が上がる、すなわち貨幣価値が下がる経験
はほぼ皆無。

今年に入り、食料品などの値上げが相次いでおり、
生活に少なからず影響を及ぼし始めていますが、
まだまだ許容範囲…といったところ。

実生活に甚大な影響という訳ではないでしょうか?

諸外国に目を向けても、日本まではいかずとも
やはり2000年代に入るとインフレ率はかなり
低下しており、起こそうと思ってもインフレに
ならない状況が続いていたのです。

ところが…、
今年に入り、インフレが高まり、アメリカや欧州の
先進国で前年比10%程度の物価上昇に
悩まされています。

日本が同じという訳ではありませんが、対岸の火事
と考えるのは危機意識が薄いといえるでしょう。

日本にもインフレの波がやってくるかもしれない。
そんなことを頭におき、生活していくことが大切です。

インフレの原因は?


いくつかの要素が重なり、1970年代にさかのぼらなければ
ならないほどのインフレの波が来ています。

・コロナ禍の経済を立て直すために実施した空前の金融緩和の副作用
・コロナ禍による物流網、労働供給のボトルネック

により、インフレの芽が出ているさなかに

・ウクライナ戦争により、資源価格が高騰

ものにもよりますが、一旦上がった値段って下がらないですよね。

家賃なんかイメージするとイメージしやすいかもしれません。

現在、世界各国の中央銀行(日本以外)がインフレを鎮静化させ
るために、緩めるだけ緩めていた金融政策を一気に引き締めてい
ますが、それだけですぐに解決するのは難しそうです。

原因は金融緩和だけではありませんからね。
物流網のボトルネックや戦争に起因する問題は金融引き締めでは
解決しません。

日本にもその波はやってくるのか?

それは分かりません。
が、少なからず値上げが始めっている事実もあります。

警戒しておいて損はないですし、しておくべきであると言えるでしょう。

災害はうちには多分来ないから、対策や備えは行わない。
この考え方は危険ですからね!

私たちができること、やるべきこと


インフレとは物価が上がること、裏返すと貨幣価値が下がること
を言います。

何も対策を講じずにお金を置いておくと、貨幣価値が下がって
しまうことを意味します。

したがって、お金が目減りしないよう、保有資産の管理方法も
インフレに対応して、価値が目減りしない方法を検討する必要
があります。

一方で、借金の価値が下がっていくことも意味します。

と、考えると、住宅ローンなどを借りることはインフレ時代には決して
ネガティブな話ではないのかもしれませんね。

が、注意したいのは住宅ローンの種類。

ご存じのように、住宅ローンには、変動金利と固定金利とあります。

変動金利:経済情勢によって金利が変動
固定金利:契約時の金利で固定

変動金利を選ぶと、インフレが進めば、金利は上昇方向に動きます。
すなわち、借金の価値は下がりません。

一方で固定金利であれば、金利が上がることはありません。

インフレ時代を警戒するのであれば、
固定金利を優先的に考える必要がありそうですね。

また、インフレということは物の値段が上がります。
ということは、必要なものであれば、早く買った方がよいということを
意味します。

デフレであれば逆ですね。
物の値段が下がる訳なので、今買うより先に買った方がよい。

インフレへの警戒を頭に置くことで、
〇資産の管理方法も
〇借金に対する考え方も
〇住宅ローンの選択方法も
〇そして、住宅購入のタイミングも

違ってきます。

まだまだ日本にインフレの波がやってきたという訳でありません。
が、警戒しておいて損はありませんし、しておくべきであると思います。


おうちの買い方相談室では、インフレ時代を頭に置いたマイホーム
の購入方法をしっかりとアドバイスさせていただきます。

・インフレで目減りしない資産設計の方法
・インフレでメリットを享受できる住宅ローンの選び方
・インフレ時代の住宅購入のタイミング 等々

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