二世帯住宅の失敗例

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こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの白都良洋です。

朝晩が涼しくなり、過ごしやすくなってきま

したね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので、

気を付けたいと思います。

今日のテーマは住宅購入後の失敗談です。

住宅購入後の失敗談

数年前に住宅資金相談をしたAさんご夫婦。

当時は奥様とお子さん1人の3人で資金計画を

進めていました。

当初は単世帯で計画を進めていましたが、途中

からご主人側の両親との二世帯で考えたいと申

し出がありました。

私はなぜ今になってと思いましたが、

計画を進めていきました。

ご主人に理由を確認すると、二世帯にしてくれる

なら住宅資金援助と毎月のローンを折半にしても

いいと、ご両親から申し出があったからだそうです。

奥様は快諾していない感じなのがわかりました。

共有型二世帯は注意が必要

二世帯住宅は親世帯にも子供世帯にもメリットが

多いと感じます。夫婦共働きが増え同居をしながら

助け合って暮らすご家庭も増えてるようです。

ですが、世代が違う家族と同居することはトラブル

も多いと聞きます。

完全分離型二世帯ならプライバシーが確保されるため

大きな問題になることは少ないかもしれませんが、

問題なの共有型の二世帯はトラブルになりやすいようです。

Aさんのご自宅が共有型でした。

ご相談者の奥様からご相談があり、ご夫婦と面談をしました。

お相手すぐに子供世帯だけ引っ越す(賃貸アパート)

ことになりましたとお聞きして、私は驚きました。

理由をお聞きすると、奥様から沢山の不満をお聞

きしました。

 

共有型二世帯の失敗例

・お風呂、トイレ、洗面台など水まわりを共有するのは

 家族の人数が多いほど大変になります。朝の時間帯に

 洗面所やトイレの混雑に悩む方も多いです。お風呂も

 順番待ちになったりと、生活リズムが崩れてしまいます。

・親世帯と子供世帯では就寝の時間、起床の時間が違う

 ため音に配慮が必要。

・リビングにいてもリラックスすることができない。

 プライベートな時間が確保できない。

・子育て教育で揉めたり、教育方針の違いが問題になる。

・子供世帯は親世帯より人数が多いため、光熱費で揉める。

・一般的な住宅と違い、二世帯住宅は売却が難しいくなる。

いくつか例を挙げましたが、問題はまだまだあります。

お金のメリットだけでは駄目

決して二世帯住宅は悪いことではありません。

建築する前に親世帯と、しっかり話し合うことです。

スタートする前に曖昧なことを解消し、ルールなど

決めることをお勧めします。

お金のメリットだけ考えて計画を進めてしまった

ことによる失敗例をお伝えしました。

夢のマイホームが、このような形で崩れてしまうのが

残念な気持ちになります。

失敗をしないように事前の計画を立てることが重要

ですね。

 

おうちの買い方相談室 名古屋西店

ファイナンシャルプランナー(FP) 白都良洋