マイナス金利解除の時期はいつ!?…米FRB利下げとの兼ね合いは

お金のコラム

こんにちは。
早くも12月最終週…
今年最後のミニコラムに
なりました!

日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも
少しでも役立ててほしいと
思い、
お金のミニコラムを
お届けします。

 

マイナス金利解除の時期はいつ!?

…米FRB利下げとの兼ね合いは

12月19日の金融政策決定会合で、
日銀は金融政策の維持を決めました。

更にその後の植田総裁の記者会見
では早期マイナス金利解除を示唆
する発言はありませんでした。

今後の見通しも踏まえてまとめます。

【チャレンジングショックの終息…】

植田総裁の記者会見で最も注目された
のは、早期(来年年明け)マイナス金利
解除の観測を強めるきっかけ になった
チャレンジング発言への説明でした。

先日総裁が国会で「年末から来年に
かけて一段とチャレンジ ングな状況
になる」と発言したことで、市場は
日銀が早期にマイナス金利解除に動く
と捉え円高・株安と なっていました。

ただ今回の会見では改めて金融緩和の
継続を示しており、早期のマイナス
金利解除観測はほぼ無くなりました。

総裁の職務に対する意気込みを市場が
拡大解釈しすぎた早とちりだったと
言えます。

【マイナス金利解除時期…】

植田総裁は日銀がマイナス金利解除
など、金融政策の正常化に踏み出す
ためには2%の物価目標達成が見通
せるようになることが重要であり、

それには賃金の上昇を伴う物価と
賃金の好循環が必要としています。

さらに米FRBが利下げに踏み切る
前に
焦って日銀が利上げする事は
不適切
と明確に示しています。

「チャレンジング発言」と「FRB
利下げ
前の利上げ」の2つを明確に
否定した事
で、マイナス金利の解除
は早くて2024年
10月と予想され、

FRBの利下げがより長期化すれば
2025年にずれ込む可能性もありそう
です。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:33,169円(+199円)

ドル円:142.49円

NY株式:37,385.97㌦(+80㌦)

先週の日経平均株価

先週は二週連続の上昇となりました。

米国株式市場でNYダウが連日
最高値を
更新した流れを引き
継ぎ堅調な地合い
となりました。

日銀が当面、金融緩和政策を
維持する
との見方も追い風に、
市場では年末に
かけて株価が
上昇する
「クリスマスラリー」
の展開となり
そうです。

⇒米国株式市場ではNYダウが
史上最高値を更新しています。

米国のインフレ鈍化が鮮明になり
始めており、市場は来年前半にも
米FRB (日本で言う日銀)の利下げ
転換があると予想しています。

一方、米国の利下げ期待は円高
圧力を強めており、日本株の重し
にもなっています。

【資金の流れ】
自動車関連株 ⇒ 銀行株、
海運株 米ドル ⇒ 円

相場の行方は干支に聞け?
辰年のアノマリー


【解説】

株式相場には干支にまつわる
アノマリー(経験則から生まれた
格言)があります。

辰年と巳年については辰巳天井
言われ、株価が天井を付けたあと
翌年の午(ウマ)尻下がりの下落相場
に突入するとされています。

【ポイント】

過去の辰巳を振り返ってみると
1988~89年は歴史的バブルで
日本株が史上最高値を付け、

2000~01年には ITバブルの崩壊、
2012~13年はアベノミクスの上昇
相場が始まった年など、必ずしも
格言と一致はしません。

【今後の影響】

ただ12年スパンの干支の格言は
長期の資産運用では様々な局面が
訪れるということを示唆している
と言えます。

格言を基に当時はなぜそのように
動いたのか、今の状況はどうか
など分析することは有益なこと
だと思います。

****

本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的としており、
投資勧誘を目的として作成したものではありません 。

投資に関する最終決断に関してはご自身のご判断で
行ってください。なお記載あるデータおよび表現等の
欠落・誤謬につきまして、当社は責任を負いかねますので
ご了承ください。

****

マイホームの購入、住宅ローン、
ライフプランのご相談は
おうちの買い方相談室名古屋西店まで
お気軽にご相談ください。

すべて無料で住宅購入の夢を
サポートいたします。

無料個別相談のご予約はこちらから