共働き夫婦が二人で住宅ローンを借りるときの注意点

ブログ

こんにちは。おうちの買い方相談室の岩本です。

当店にご相談いただくお客様のほとんどが“夫婦共働き”です。

夫婦の力を合わせて一生懸命働いて住宅ローンと向き合い、夢のマイホームを実現します。

その場合の注意点のひとつとして「住宅ローンの借り方」が挙げられるのですが、

今日はその点について解説したいと思います。

 

夫婦二人で住宅ローンを借りるということは、たくさんのメリットがあります。

代表的なものが以下のような内容です。

 

夫婦二人で住宅ローンを借りることのメリット

・たくさん借りられる

・住宅ローンの条件(金利)が良くなる(場合がある)

・住宅ローン減税の効率を上げることができる(場合がある)

 

主なメリットは上記のような点ですが、

多くの方にとって三つ目の“住宅ローン減税の効率を上げる”という目的で、夫婦二人で借りることを選択する家族が多いように感じています。

これは、世帯主ひとりでは住宅ローン減税をフルに受けられない(フルに活用できるだけの税金負担がない)場合に有効です。

世帯主ひとりではなく、世帯主と配偶者、夫婦それぞれが住宅ローン減税を受けることにより

よりたくさんの減税効果を得ることができます。

 

一方で、その場合に気を付けなければいけない注意点も存在します。

それが何か?というと…

 

配偶者である奥様が住宅ローン減税期間中に、産休育休を取る場合、

その間は“住宅ローン減税の恩恵を受けられない”ということです。

 

住宅ローン減税は、住宅ローン残高に応じて所得税(一部住民税)から控除を受けられるという制度です。

すなわち支払った税金を返金してもらえる制度です。

と、いうことは、、、

そもそも産休育休中の手当には税金は課税されません。

つまりその間は返してもらう税金がない、つまり減税効果は発揮されない、ということです。

 

損をする訳ではないのですが、“税金が〇〇万円戻ってくる”と誤った認識をしていると、

「こんなはずじゃなかった!」となりかねません。

 

夫婦二人で住宅ローン減税を受ける場合は上記のような背景をしっかりと理解し、

住宅ローン減税の効果を最大限に活かせるよう、

ご夫婦の住宅ローンの割合を決めるように心がけましょう。

 

もうひとつ、夫婦二人で住宅ローンを組む場合の注意点があるのですが、

その注意点については次回のブログで解説したいと思います。

引き続きよろしくお願い致します。

 

おうちの買い方相談室名古屋店 代表 岩本貴久