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ブログ|2019.07.03
投資講座⑦「リスクを取らないことがリスク」
こんにちは。FPの辻です。
経済的に豊かな人生、ハッピーリタイアメントを実現するために必要となる投資講座の7回目。
「リスクを取らないことがリスク」
100万円の預金が100万円のまだあったとしても、物価が2倍となってしまうと、預金の価値は50万円に下落したのと同じことになります。
これをインフレリスクと言います。物価の上昇により、貨幣価値が下落してしまうリスクです。
バブル崩壊後、デフレがキーワードとなっていました。また、現在においても以前、デフレ脱却というメッセージは届いてきておりません。
しかしながら、将来においてもそうかというとそれは分かりません。新興国の経済拡大による需要逼迫、消費税の引き上げ、公的年金制度のマクロ経済スライ
ドの導入他、物価の上昇につながるような情勢も多く見うけられます。もし、インフレとなった場合、銀行預金のみで資産価値を保てるかというとそれは非常に
困難。
インフレが起こった場合にも資産価値が損なわれてしまわないよう検討しておく必要があります。
何もしないということも“インフレ”リスクを背負うことになるのです。外貨運用についても同様です。
外貨というと、為替リスクを背負うから…といった理由で敬遠する人が少なくありません。
しかし、こちらも、何もしないということもリスクを背負うことになるのです。
というのも日本は資源が少ないため、多くのものを輸入に頼っています。
ラーメンの材料だって、ほとんどが外国からの輸入なのです。
ここで、仮に現在1ドル120円の為替レートが1ドル200円となってしまった場合のことを考えてみましょう。
1ドル120円で買えていた小麦粉(ラーメンの材料)が200円もするようになります。
当然、ラーメンの価格も上がりますね。
円安となった結果、輸入物価が値上がりし、インフレが起こってしまったのです。
ここで、外貨を保有していた場合を考えてみましょう。
1ドル120円で預けておいた外貨資産がその時には200円の価値となっています。
輸入製品の値上がりにより、ラーメンの価格は上がりますが、持っている資産の価値もともに上がるため相殺されることになります。
これが円貨建ての資産しかもっていなければ、単純に購買力は落ちてしまうことになります。
このように、外貨を持つことがリスクというのではなく、持たないこともリスクとなるということを頭に置き、様々なリスクを填補できるよう資産配分を検討していく必要がありますね。
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