投資講座⑪「市場の効率性」

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こんにちは。FPの辻です。
経済的に豊かな人生、ハッピーリタイアメントを実現するために必要となる投資講座の11回目。

「市場の効率性」

前回、インデックス運用とアクティブ運用のお話しをしました。

覚えていますか?

インデックス運用とは、市場平均に連動するよう運用を行う方法です。日経平均株価などをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。

一方、アクティブ運用とは、市場平均を上回るリターンを目指す運用方法です。

そこで、今回はもう一歩進んでみましょう。

アメリカや日本などのように、情報開示の進んだ国の市場であれば、多くの場合、株価もその開示情報を反映した価格形成がなされます。もちろん全てではありませんが。

一方で、新興国のように情報開示の遅れている市場の場合、開示される情報自体が少ないわけで、株価が正確な情報を反映していないケースが多く現れます。

この2つを見た場合、どちらがアクティブ運用に適しているでしょうか?

後者ですね。

アクティブ運用とは、適正な株価が付いていない企業を探し出すことで、市場平均を超える収益を狙うものです。

情報公開が進み、開示情報を反映した株価形成がなされればなされるほど、市場平均を超える収益を目指すことは難しくなります。

一方で、後者の場合であれば、そのチャンスは大きいと言えます。

もちろん、失敗した場合の損失も大きくなるでしょうが…。

したがって、インデックスが必ず良い、アクティブが必ず悪いというものではありません。

バランスをとって利用していくことを考えると良いですね。