転職したばかりだと住宅ローンは借りられない?

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住宅ローンの相談をしていると

「まだ転職したばかりなんですが住宅ローンは借りられますか?」

という質問を受けることが多々ありあす。

 

家を買うも何も、そもそも住宅ローンが借りれなければ計画を進めることすらできませんので、皆さん当然気になるところですね。

銀行の住宅ローン審査は、何を基準に判断されているのでしょうか?

 

これは銀行の立場になって考えれば何となく分かると思いますが一番はやはり銀行は、

「ちゃんと返してくれるか?」を見てきます。

つまり、ローンを返済できるだけの収入がしっかりしているかどうか?ということです。

 

この収入を判断するときの一つの基準が「勤続年数」です。

今務めている会社の仕事について何年経過しているか?

転職したばかりでこの勤続年数が短い場合は注意が必要です。

 

銀行が職歴所を見たときに、転職を繰り返しているような経歴だった場合は、

「この先安定した収入で住宅ローンを返してくれるだろうか?」

と疑問を持ちます。

最悪の場合住宅ローンは借りられません。

 

目安として勤続年数2年以上というのが、多くの銀行が基準としているのですが

ただこの基準は最近緩くなっている傾向にありますので、

必ずしも勤続年数が2年以上ないとダメという訳ではありません。

もちろん2年以上あるに越したことはありませんが。

実際には1年未満だと条件は非常に厳しいです。

 

逆に2年あれば絶対に大丈夫という訳でもありません。

当然ですが勤続年数以外にも、年収や業種、会社の規模、年齢、などなど判断基準はたくさんありますから。

 

また、転職した理由によっても結果が変わることもあります。

例えばですが転職の理由が「ステップアップ」や「キャリアアップ」の場合、

勤続年数が短いことはデメリットとしてとらえられるのもおかしな話ですよね。

 

そのような場合は「キャリアアップのための転職」であったことを銀行に理解してもらわないといけませんので、

職歴所に転職の理由をしっかりと書いて伝える必要があります。

 

このときに全く違った業種、職種への転職だったりすると「キャリアアップのための転職」とみなされにくいので注意が必要です。

このように、「勤続年数」が住宅ローンを借りるときの条件を左右することがありますので、

今から転職を予定している方たちは、住宅計画のタイミングも含めて計画をすすめるべきです。