20代?30代?住宅購入のタイミングはどっちが正解!?【前編】20代後半新婚夫婦の住宅購入事情

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住宅購入のタイミングはいつが良いか?
…の答えはハッキリとした正解がありません。

早ければ良いという訳でもなく、
ですが遅くなるほど困難になるのも事実です。

どちらもメリット、デメリットがあります。

こんにちは!
おうちの買い方相談室の岩本です。

 

そのメリットとデメリットを確認したうえで、
自分たちにとってはいつが望ましいか?と
考えるのが適切かなと思います。

 

20代?30代?住宅購入のタイミングは
どっちが正解!?

【前編】20代後半新婚夫婦の住宅購入事情

 

今回は、先日ご相談で来店されたKさん
(20代後半の新婚さんご夫婦)の具体例を
挙げながら、解説したいと思います。

【後編】30代後半の住宅購入事例
https://www.nagoya-ouchi.net/blog/3532.html

20代後半・Kさんご夫妻の例

先月(2022年10月)ご相談で来店された
Kさんは、去年(2021年)結婚したばかりの
新婚さん夫婦です。

来年の春には第一子のご出産を
控えているとのことです。

現在は夫婦共働きで、名古屋市内にて
賃貸生活をしています。

子どもも生まれてくることだし
今住んでいる賃貸では手狭に
なるだろうな…と考え、

住宅購入を検討し始めました。

ただ、去年結婚したばかりで
もう住宅購入というのは早すぎない?
という疑問もあり、

だったらまずは情報収集!と考えた
Kさんは当社のホームページをご覧頂き、
相談のため来店されました。

Kさんが早く家を買いたい理由・メリット

Kさんが、早く家を買いたいと思う
理由はこんな感じです。

・家賃がもったいない

・若いうちから住宅ローンを組めば
 老後に住宅ローンが残らない

・自分たちの家に永く住める

どれも事実ですね。

Kさんに限らず、若い世帯の方々が
早く住宅購入に踏み切る理由
ほとんどがこんな感じです。

 

・家賃がもったいない

Kさんの家賃は駐車場代込みで
約90,000円/月。

この賃貸で一年生活するごとに、
90,000円/月 × 12か月 = 108万円

108万円の住居費をかけ捨てていく
ことになります。

「一生涯で費やす住居費」と考えると、
住宅購入に至るまでに負担する家賃は
抑えたいところですね。

家賃を支払う期間が長引けば長引くほど
生涯で負担する住居費は嵩んでいく訳
ですから、その額を抑えるためには
早く持ち家を持つというのは合理的です。

 

・若いうちから住宅ローンを組めば
老後に住宅ローンが残らない

この考えは大賛成です。

Kさん夫婦は27歳。
仮に今から一年後に家が完成し、そこから
住宅ローンの返済期間を35年で考えたとき、
28歳から返済を開始して、完済が63歳です。

35年かけて住宅ローンを返しても、
まだ働いているであろううちに
住宅ローンとお別れすることができます

この住宅ローンの開始時期が遅くなれば
なるほど老後にしわ寄せがいくのは事実
でしょう。

返済途中での繰上げ返済や退職金を充てに
した完済計画も当然手段としてはあり
ですが、どちらも老後の課題を残すことに
なります。

若いうちから住宅ローンを組んで
返済を開始すれば、現役で働いているうちに
住宅ローンを終えることができ、
老後への安心につながります。

 

・自分たちの家に永く住める

これも良いですね!

賃貸生活の人生よりも、満足のいく持ち家の
生活の方が幸せを感じます。

自分たちの家に永く住むには当然、
早く家を建てる!に尽きます。

Kさんが早く家を建てたいと思った理由は
こんなメリットを感じたからです。

一方で、
「結婚してまだ一年で、こんな早くて
 ホントに大丈夫?」

と、早いが故の漠然とした不安も
感じていたようです。

その不安要素を面談でしっかりと
確認していきました。

若くして住宅購入する場合の
不安要素

・貯金が少ない

・年収が低い、夫婦の働き方が定まっていない

・生活費水準が定まっていない

 

・貯金が少ない

結婚してちょうど1年のKさんは、結婚式や
新婚旅行、新生活をスタートするために
家具や家電を買い揃えたりで、お金を
使ってしまい、今現在ほとんど貯金が
ありません。

その状態でそもそも家が買えるのか?
心配しています。

頭金なしで住宅購入は可能といえば可能です。

ただ問題なのは可能かどうか?ではなく、
貯金が少ない状態で家を買っても
その後やっていけるか?です。

出産も控えており初めての子育ても始まります。

 

・年収が低い、夫婦の働き方が
定まっていない

大学を卒業して働き始めたKさん夫婦は
社会人4年目。

決してお給料が高い訳ではありません。
もう少しお給料が上がってから
住宅ローンをスタートしたほうが毎月の
やりくりは当然楽ですし安心です。

また、夫婦共働きの予定ではいますが、
子どもが生まれた以降の夫婦の働き方を
具体的に考えたことがありませんでした。

出産後に育休はとれるのか?
どれくらいの期間?
その間の家族の収入はどうなる?
育休手当はどれくらいもらえる?

確認しなければいけないことは山積みです。

 

・生活費水準が定まっていない

Kさんのような新婚さんに
「生活費ってどれくらい使っていますか?」と
質問しても答えられない夫婦はたくさんいます。

新婚生活が始まってまだ一年くらいだと、
しっかり把握できていなくて当然かもしれません。

自分たちが今後生活していくのに、どれくらい
お金が出ていくのか把握できていない状態で、
無理なく返済していける住宅ローン金額を
決めるというのは酷な話です。

 

このように早く住宅購入に踏み切る場合には
注意点がたくさんあります。

メリットばかりに目が行きがちですが、
むしろこのような不安要素にしっかりと
目を向けることが大切です。

逆に、これらの不安要素が自分たち夫婦に
とっては問題ないと判断できる場合、
または解決手段が取れると判断できた場合は、
住宅計画を前に進めることができるでしょう。

それらの判断のお手伝いをさせて頂くのが
私たちの使命のひとつです。

「自分たち夫婦にとってはどうだろうか?」
という新婚さん、

是非是非!ご相談お待ちしています(^^

 

おうちの買い方相談室名古屋西店 岩本貴久