20代?30代?住宅購入のタイミングはどっちが正解!? 【後編】30代後半の新婚さんご夫婦の住宅購入事情
住宅購入のタイミングはいつが良いか?
の答えはハッキリとした正解がありません。
早ければ良いという訳でもなく
遅くなるほど困難になるのも事実です。
どちらにもメリットデメリットがあります。
【前編】20代後半のご夫婦の住宅購入事例
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目次
30代後半のご夫婦Sさんの事例
今回は30代後半のご夫婦Sさんの事例に
ついて解説します。
当店にご来店されたSさんは来年(2023年)の
夏に入籍予定のお二人。
年齢はお二人とも30代後半で、できれば
入籍と同時に持ち家の新居に住みたい!
と考えています。
Sさんの周りの同世代の友人たちは
一足先に結婚をし、子どもが生まれ、
持ち家に住んでたりしています。
それもあってSさんとしては、
早く子どもも欲しいし早く家を建てたい、
という希望でした。
ただひとつ気になっていることが
ありました。
それは…
同世代の友人たちよりも住宅ローンを組む
年齢が遅いということです。
Sさんは来年40才になる歳です。
Sさんがお勤めしている会社は定年退職が60才、
その後、延長雇用で65才までは仕事をする
予定ですが、60才以降のお給料はおそらく
現役時代の半分程度。
今から住宅ローンを借りるのは良いけど、
果たして定年までに住宅ローンを返し終える
ことができるだろうか?
というのがSさんの不安ごとでした。
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働く期間と住宅ローン返済期間!
30代後半夫婦の住宅ローン計画
Sさんが心配する通り、
注意すべきは住宅ローンの返済期間です。
原則、住宅ローン返済期間は35年返済で
組む方が多いです。
Sさんが40才から住宅ローンを組んだ場合、
35年後は75才になっています。
おそらく退職して年金生活をしている
ことでしょう。
そんな歳まで住宅ローンが残っているのって
どうでしょうか?
ちょっと計画に無理がありそうです。
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では返済期間を短く組んだ場合は
どうなるでしょうか?
25年返済で計画すればSさんが
65才で住宅ローンは終わります。
でも返済期間を短く設定するということは
当然、毎月の返済額は高くなります。
例えば
【5000万円の住宅ローンを金利1.5%】
で借りた場合、
毎月の返済額は以下のようになります。
▶︎返済期間35年---153,090円/月
▶︎返済期間25年---172,560円/月
毎月の返済額が約2万円ほど負担増と
なります。
ではSさんはどうすればよいのでしょうか?
まずは現状把握で条件チェック
とは言えいきなり悲観する必要もありません。
30代後半のSさんと若くして住宅購入をした
周りの友人たちと条件を比較すると、
Sさんのほうが有利な点もあります。
・手元の貯金が潤沢にある(はず)
・お給料が高い(はず)
若い夫婦に比べて上記2点がSさんの
有利な点です。
まず若い夫婦に比べて手元の貯金が
多いはずです。
つまり若い夫婦よりも自己資金を
たくさん準備することができるので、
結果、住宅ローン借入額を抑えられる
可能性が高いです。
また、若い夫婦に比べて年収も
高くなっていることが多いと思います。
毎月の住宅ローン返済にも余裕があります。
もちろんそうでないケースもあります。
特に手元の貯金に関しては、
貯蓄できる期間がこれまで長かったのにも
関わらず、
思ったよりも残っていない場合は
過去(これまでのやりくり)に問題が
あったと言わざるを得ません。
まずはこれらの条件を把握することが
大切です。
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30代後半ご夫婦が安心して
住宅ローンと向き合うためには?
上記のような条件(手元の預貯金額と収入)を
確認したうえで、安心して住宅ローンと
向き合うための一番のポイントは、
“老後を迎えたときのゴール設定”です。
退職年齢のころには住宅ローンが
残っていない状態が望ましいですよね。
ただ住宅ローンを返済し終わっていたとしても
そのとき貯金がゼロだったとしたら
どうでしょうか?
老後の生活が心配ですね。
安心して老後を迎えられる体制づくりこそが
大切です。
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先ほどの例で40才時に住宅ローン5000万円を
35年返済で借りると、65才になった時点では
まだ1800万円ほど住宅ローンが残っています。
でもそのときに手元資金が5000万円あったら
どうでしょうか?
その資金で住宅ローンを完済することも
できますし、あるいは住宅ローンはあえて
ゆっくり返済していき手元資金5000万円を
資産運用していくという選択もできます。
Sさんのように周りの同世代よりも
住宅購入時期が遅いご夫婦のご相談が
増えています。
「自分たち夫婦の場合はどうか?」
気になる方は是非、当店にご相談ください。
専門のコンサルタントが安心して計画を
進めるためのアドバイスを致します。
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おうちの買い方相談室名古屋西店 岩本貴久